3月17日行政書士会館にて新入会員の集いを行いました。
住吉支部では3年以下の新入会員向けに交流会を行っています。
窓を開け、手の消毒と検温をして感染対策も配慮しています。
私もそうでしたが、行政書士になって最初にぶち当たる壁が情報の少なさです。
どんな資格にも当てはまりますが、登録してから営業方法や実務の勉強が必要になります。
他の資格では新人会員を全員研修したりする制度もあります。
相続や許認可などに特化した具体的な業務研修や行政書士としての倫理を学ぶ研修がありますが、行政書士の仕事は多岐にわたるため新人会員をまとめての講習というものは開かれておりません。
営業方法や実務を質問できる先輩行政書士と出会える機会も限られています。
今回行った新入会員の集いでは、その場で色々な質問や疑問を話するだけでなく、いざとなったら先輩行政書士に気軽に相談できる環境になるようにと実施しています。
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年度末の忙しい時期にもかかわらず新入会員8名、先輩行政書士16人が参加しました。
まず支部長の挨拶と年間スケジュールの説明、東先生より無料相談会の案内がありました。
その後は自己紹介に移ります。
改めて先輩行政書士の仕事内容を聞くと、相続、遺言、建設業やビザ、風俗営業、介護施設、給付金など本当にいろんな業務があります。
また税理士や司法書士とのダブルライセンスの先生もちらほらと。
続いて新入会員さんの自己紹介です。
氏名とやりたい業務、質問などを話してもらいます。
社会人経験者が多く緊張せず堂々と話してくれる人ばかり。質問も多くありました。
具体的な実務内容や、報酬の決め方、領収書や事件簿等の書類のことについて、いろんな質問がありました。
またメイン業務以外の依頼を受けることもしばしばあります。先輩はそんな時にどうするか。人柄や報酬面で折り合いがつかないときはどうするのか、などの質問もありました。
その後は、先輩行政書士の最初の業務について、誰にどのような内容を受けたか?というテーマに。
多くの場合はもともとの知り合いから受けることが多いみたいですが、それも口コミで行政書士になったことを伝えたり、はがきを送ったりと営業方法は様々。
先輩行政書士の多くは現在は新しい顧客を獲得する営業をほとんど行っていない人がほとんどでした。
また、HPを作っている人もおよそ半分ほどでした。
最初のうちは顧客をつかむために顔見知りを増やしていくところスタートしますが、ある程度のベテラン行政書士になると、「あぁあの先生はこの業務の専門家だ」とか「もう一度あの先生に相談してみよう」等といった形で紹介やリピーターが増えていきます。
新規の顧客を獲得する営業をする必要がなくなっていくようです。
このあたりで終了の時間となりました。
2時間があっという間で、まだまだ話し足らない雰囲気。
会がお開きになっても、あちらこちらで名刺交換が始まり、自然と交流の輪が広がっていきます。
いつもなら懇親会があるのですが、残念ながらここで解散です。
早くコロナが終息し、研修や懇親会が開けるよう祈るばかりです。